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【JFA100周年企画】

「日本を世界のトップに
立たせたい」
茂怜羅オズ監督兼選手
(ビーチサッカー日本代表)
インタビュー

2021/05/21
©JFA

VOICES

サッカーファミリーの声

日本サッカー協会(JFA)は2021年9月に創立100周年を迎えます。ここではサッカーの魅力について考えるきっかけにするために、さまざまなサッカーファミリーにインタビューを実施します。第3回目はビーチサッカー日本代表の茂怜羅オズ監督兼選手に登場いただきました。 ○オンライン取材日:2021年4月12日

ビーチサッカーを始めたきっかけを教えてください。

茂怜羅

私はリオデジャネイロのコパカバーナビーチのそばで育ったのですが、ブラジルではビーチサッカーが大人気で、いつもテレビで試合を見ていました。6歳の時にコパカバーナビーチにあったビーチサッカーのスクールに入り、そこからもっと好きになって、プロを目指すようになりました。

11人制サッカーもやっていたのでしょうか。

茂怜羅

やっていました。バスコ・ダ・ガマというチームに2年間、所属していて、その間はサッカーとビーチサッカーの両方プレーしていました。ですが、私は海のそばでボールを蹴ることに幸せを感じていて、練習や試合が終わってすぐに海に入れることが魅力的でしたし、ビーチサッカーでアクロバティックな技術を使うのがすごく楽しかったんです。『キャプテン翼』のアニメがブラジルでも放映されていて、同じような技ができるのはビーチサッカーしかないと思って専念するようになりました。

©JFA

ビーチサッカーと出合ったことで、人生はどのように豊かになりましたか?

茂怜羅

一番良かったのは、ビーチサッカーのおかげで日本に来られたことですね。日本に住み、帰化して、日本代表で長年プレーし、通算100ゴールや100試合出場を達成し、FIFAビーチサッカーワールドカップにも何回も出場しました。こんなにうまくいくとは思わなかったですし、すごく幸せな人生を歩んでいます。サッカーを選択していたら全く違う人生になっていたと思います。全てビーチサッカーのおかげですね。

日本のどんな部分に魅力を感じたのでしょうか。

茂怜羅

住みやすさや利便性、安全というのはもちろんありますけど、一番の魅力は、日本のビーチサッカーはまだ歴史が始まったばかりで、チームメートと一緒に努力すれば日本代表を強くできるし、日本のビーチサッカーをもっと発展させられるところですね。少しずつ結果が出てきていることがうれしいですし、まだまだやることはたくさんあります。日本のビーチサッカーを世界のトップに立たせたいという夢があるので、そこが一番の魅力です。

これまでのキャリアで特に印象的だったことを教えてください。

茂怜羅

2019年が印象に残っていますね。まずはワールドカップのアジア予選で優勝し、そこから代表通算100ゴールや100試合出場などを達成しました。ワールドカップでは4位という結果で悔しい思いはしましたけど、ずっと楽しみにしていた大会を最後まで戦うことができたのがうれしかったです。大会MVPにも選んでいただきましたし、あとはワールドカップで優勝すれば全ての目標を達成できます。難しいチャレンジですが、いつか成し遂げたいですね。

©JFA

茂怜羅監督にとってビーチサッカーとは?

茂怜羅

人生の全て、人生そのものですね。1日中ずっとビーチサッカーのことを考えていますし、フリーの時間も友人や家族とビーチサッカーの話をしています。監督兼選手になってからは、細かい分析など、監督として勉強することが増えています。自分の試合を見るのは悔しさがよみがえってしまうのであまり好きではないのですが、今はチーム全体を見ないといけないので、合宿やトレーニングマッチのたびに分析しています。

JFAは今年、100周年を迎えます。ファミリーの一員として未来に残していきたいことを教えてください。

茂怜羅

ビーチサッカーは歴史こそ浅いですが、それでも日本代表は結果を残しているので、世界タイトルを目指したいです。また、高円宮記念JFA夢フィールドにビーチサッカーのピッチが完成すれば、他のカテゴリーの近くで練習することができます。目の前で見る機会が増えれば今まで以上に応援してもらえるでしょうし、選手にも多くの出会いがあると思います。私も先日、SAMURAI BLUEの森保一監督と会う機会があったので、そういう交流をもっとしていきたいです。

未来を担う子どもたちにはどのような言葉をかけたいですか?

茂怜羅

夢に向かって諦めずにチャレンジする気持ちを持ってほしい。諦めなければ夢をかなえることは絶対にできると思います。私にもビーチサッカーのプロになって海外移籍するという夢があり、周りからは難しいと言われていましたが、自分を信じ続けて夢がかないました。私にできたのだから子どもたちにもできると思います。夢に向かって、何があっても諦めずにどんどんチャレンジしてほしいですね。それから、ぜひ子どもたちと一緒にビーチサッカーをやりたいですし、応援してほしいですね。

これからの100年間に向けて、JFAにどんなことを期待していますか?

茂怜羅

全てのカテゴリーがもっと一体になるとうれしいですね。同じ日本代表ですし、フィールドは異なりますが、みんなボールを蹴っています。一緒にイベントをやるなどコラボレーションをし、全カテゴリーの力を合わせて応援してくれる人を増やしていきたいです。各カテゴリーのワールドカップで優勝して、日本サッカーの発展につなげていきたいですね

©Walnix
プロフィール
茂怜羅オズ(もれいら・おず)
1986年1月21日生まれ、リオデジャネイロ(ブラジル)出身
幼少期からビーチサッカーを始め、国内外で注目の選手として頭角を現す。2007年に日本のレキオスFC(現・東京レキオスBS)に加入。12年12月に日本国籍を取得し、ビーチサッカー日本代表に選出される。13年のFIFAビーチサッカーワールドカップ以降、日本の背番号10を託され、4大会連続でワールドカップに出場する。19年にパラグアイで行われたワールドカップでは4位入賞の原動力となり、個人としても大会MVPに選出された。20年6月にはビーチサッカー日本代表監督に就任し、監督兼選手としてチームをけん引する。

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